季節は巡って 夏の色も落ちて 肌寒い 秋風の匂い 夕暮れの影が もう少し伸びたら 年に一度の大事な日 「あの頃が懐かしい」 そんな気がしたのは なんでだろうな。 啜り泣き響く 大きな五畳半 ぽつり独り どこかを見つめて もしも神様がいるなら 想い出はほどかないでと らしくないこと 願ってたんだ 夕立がボクの 「いつも」をかき消した 人混みも 携帯の音も 嘘つきなキミの 最期のそれだとか 思いたいんだ弱虫は 気が付くと少しずつ 大人になって いくのかな このまま 一番奥の席が空く誕生会 寝坊助なキミは また遅刻だ おめでとうくらい 言わせてよ 照れずに みんないるから 啜り泣き響く この部屋を照らしてる ぽつり ロウソクが一つ消えた 最終バスには 遅れず乗れたかな 先に待ってて ボクが着いたら また起こすから おやすみなさい もしも神様が 本当にいるなら ほどかないで この唄は
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